保育園・幼稚園の入園準備や、小学校の入学準備に欠かせない通園通学グッズ。
手作りしようと思っても、まずどんな生地を選べば良いのか難しいと言うお声をよくいただきます。
最近では生地店やオンラインショップなどで、おすすめの生地が紹介されていたりキットになっていたりするので選びやすくなりましたが、他に気に入った生地があったりこだわって生地を決めたいという方も多くいらっしゃると思います。
こちらのコラムでは通園通学グッズ作りに合った生地の選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
まずはざっくりと、アイテム別に向いている生地をまとめました。
レッスンバッグ | キルト生地・オックス生地・帆布・ラミネート生地 |
シューズケース | キルト生地・オックス生地・帆布・ラミネート生地 |
巾着(大サイズ・お着替え袋など) | オックス生地・シーチング生地・ナイロン生地 |
巾着(中サイズ・ランチ巾着) | オックス生地・シーチング生地・ナイロン生地 |
巾着(小サイズ・コップ袋など) | シーチング生地・オックス生地・ナイロン生地 |
ランチョンマット | シーチング生地・オックス生地 |
タブレットケース | キルト生地 |
ピアニカケース | キルト生地・オックス生地・帆布・ラミネート生地 |
防災頭巾カバー | キルト生地・オックス生地・帆布・ラミネート生地 |
※上記以外の生地は使えないということではありません。
ここからはそれぞれの生地で作った時の特徴や、生地のメリット・デメリットを交えて生地の種類ごとに説明していきます。
普通の生地とキルト
まず生地は大きく分けると、普通の生地とキルティング加工したキルト生地に分けられます。
それぞれ、向いているアイテムは 下記になります。
≪普通の生地≫
体操着入れ・お弁当箱入れ(巾着)・おはしコップ袋・ランチョンマット・スモック・エプロン・三角巾など
≪キルト生地≫
レッスンバッグ・シューズケース・防災頭巾カバー・ナップサック・ピアニカケース・お弁当箱入れ(巾着ではないタイプ)など
普通の生地は、巾着のように絞る箇所があるもの、洗う頻度が高いもの、身に着けるアイテムなどに向いています。
キルト生地は中綿が入っていて厚みがあるので、大きなものや重い物や硬い物を入れたり、クッション性や保温性が欲しいアイテムに向いています。
普通の生地にも様々な種類があるので、ここからは生地の種類についてさらに細かく書いていきます。
生地の種類
入園入学によく用いられる生地としてオックス生地とシーチング生地がありますが、それ以外にも様々な生地があります。
生地の種類別に向いているアイテムを書き出してみました。
≪オックス生地≫
巾着(お着替え袋や体操着袋)・ランチグッズ(お弁当巾着やランチョンマット)・レッスンバッグ(裏地や芯地が必要です)・シューズケース(裏地や芯地が必要です)・エプロンなど
オックスは中肉で張りがあり丈夫なので、色々なアイテムに使えます。
スモックなど着る物には少し厚手で重くなり、夏には暑く感じるのであまり向きません。
≪シーチング生地≫
巾着(お着替え入れや体操着入れ)・ランチグッズ(お弁当巾着やランチョンマット)・スモック・エプロン・三角巾など
シーチングは厚くなくしなやかなので、着る物や巾着などに向いています。
オックスより薄く乾きやすいので、洗濯することが多いランチグッズなどに向いています。
オックス生地とシーチング生地について詳しくはこちら
ツクリエのオックス生地はこちら
ツクリエのシーチング生地はこちら
≪帆布≫
レッスンバッグ・シューズケース・ピアニカケースなど
オックスより厚くて硬いので仕上がりが丈夫で長持ちします。
厚さに種類があり11号くらいだと縫いやすいですが、8号以上だとコンパクトタイプの家庭用ミシンでは縫えない場合もありますのでご注意ください。
巾着を作る場合は厚みがあって絞りづらいので、絞る部分は別の厚すぎない生地を切り替えして作る方がよいでしょう。
帆布は厚みがあり洗濯時に乾くのに時間がかかるので、頻繁に洗濯するものにはあまり向きません。
≪ラミネート加工生地≫
レッスンバッグ・シューズケース・ピアニカケースなど
丈夫で張りがあるので裏地無しで作れます。
ラミネート加工した面は水に強いので、雨の日でも荷物が濡れずに汚れにくいです。
生地が硬いので巾着にすると口を絞ることが出来ませんので巾着は避けましょう。
洗濯が出来ませんので、洗濯したいアイテムには使わない方が良いでしょう。
≪ナイロン生地≫
巾着など
丈夫で軽く洗濯も出来るので便利ですが、柔らかいのでレッスンバッグ・シューズケースなどを作るとエコバッグのようにくったりとします。
ナイロン100%の手芸用ナイロン生地は、表面が滑りやすくシャカシャカと音がする物が多いのが注意点です。
≪ポリエステル≫
巾着・ランチグッズなど
ナイロン生地と同様で丈夫で軽く、洗濯もできます。ナイロンよりさらにくったりとします。
(洗濯についてはポリエステル生地の種類によっても異なるので詳しくは下記をご参照ください)
ナイロン生地とポリエステル生地について詳しくはこちら
キルト生地の種類
≪キルト生地に向いているアイテム≫
レッスンバッグ・シューズケース・ピアニカケース・防災頭巾カバー・ナップサック・お弁当箱ケース(巾着ではないタイプ)など
入園入学の定番であるキルト生地は、使っている表地によって種類が分かれます。
(シーチングキルトやオックスキルトなど)
ガーゼ生地やニット生地を使ったキルト生地は、主にベビーグッズ用なので入園入学のアイテムには向きません。
ナイロンを使ったナイロンキルトは、表面が水をはじくので便利です。
キルト生地について詳しくはこちら
ツクリエのキルト生地はこちら
ツクリエのラミネート生地はこちら
入園入学アイテムの生地選びについて、いかがでしたでしょうか。
こちらの内容は、ツクリエで販売している生地や作成したレシピなどを元にしたものとなっています。
メーカーや商品によっては異なる表記の場合がありますので予めご了承ください。
ツクリエでは直営オンラインショップにて生地やキットの販売をしています。
生地をお選びの際に、不明点や疑問点などございましたら問い合わせにてご質問ください。
craf(クラフ)ではLINEでのお問い合わせもご利用いただけます。
ぜひお気軽にご利用ください。
ツクリエ直営オンラインショップはこちら
ツクリエの入園入学シリーズ
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生地から選びたい方には、生地をお求めの方に差し上げるプレゼントレシピもございますのでぜひご利用ください。
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