皆さん、生地はお好きですか?
手作りやソーイングをされる方や、生地のまま敷いたり被せたり。色々な使い道を楽しめます。
材料としてもインテリアグッズとしても大活躍の生地は慣れていない方には以外と分かりづらい用語が多くて、買う時に戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
生地を購入する時や使う時に知っていると便利な、生地にまつわる用語をいくつかご紹介します。
生地耳
生地の横(幅)、左右の両端の部分を指します。
生地本体とは質感や伸縮率も違い、ソーイングをする時は基本的には使用しない部分です。
メーカーの名前、生地のブランド名などがプリントされていたりする箇所です。
生地を染めたりプリントする時は生地の横幅を整える工程で、左右から針の付いた器具で挟んで引っ張るので、挟んだ跡のピン穴(小さい穴)があります。
また、本体とは違う糸を使っている事もあります。その為、ソーイングなどで生地を使う時は耳を除いた部分を使用するのが一般的です。
有効巾(幅)とは
生地は横幅があり、反物の場合はそれを必要な長さで切って購入します。
その時に生地に付いている札に書いてある「生地幅」とは、生地自体の幅を指す場合が多いようです。
この表記は特に決まりが無く、メーカーによっては実際よりも少し短めに表記していたりもします。
生地は紙などと違って少しの伸び縮みがあるものなので、「生地幅110cm」としている生地でも個別の商品によって実際の幅の長さは、2cm程度違ってくることもあります。
有効巾とは、生地の使用できる部分の事を指します。一般的には耳のピン穴からピン穴を指す場合が多いようです。
この幅の長さによっては、生地の必要な長さが変わる場合もありますので、ご注意ください。
ちなみに生地幅は一般的に多いのは110cm前後になります。
インテリア用生地やインポート生地、ニット生地などでダブル幅と呼ばれる150cm前後のものもあります。
生地の用尺
ソーイングで何かを作る時の、必要な生地の長さの事です。必要尺と言う場合もあります。
本やパターン、レシピなどには、基本的に生地幅と長さがかいてあります。
ちなみに生地はどれくらいの単位で買えるのか、というご質問もよくいただきます。
ショップにより異なりますが、一般的には10㎝単位、50㎝単位、1m単位が主流の様です。
10㎝単位とは、10㎝、20cm、30cmと10㎝ごとに買えると言う事です。
50㎝単位とは、50㎝、1m、1m50㎝、2mと50㎝ごとに買うことができます。
この場合、1mを買えばつながった1mの生地を意味します。
なので、用尺2m30cmだった場合は、10㎝単位の場合は、数量23を購入します。
50㎝単位の場合は、数量5(2m50㎝)を購入するという事になります。
ツクリエの直営オンラインショップ「craf(クラフ)」では、50㎝単位で販売しています。
今回は、生地にまつわる用語を3つご紹介しました。
生地を購入する時などにぜひお役立てください。